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大阪のインバウンド事情と今後の動向

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来阪外国人旅行者数と目標

2016年(平成28年)には、来阪外国人旅行者が目標の770万人を大きく上回り、前年(平成27年)の716万人に対して131%増の941万人に達した。
2016年の観光収入は約7,797億円となっており、海外での※大阪の認知度はアジアで67%、欧米で41%となっている。
また、今年度(平成29年)の来阪外国人旅行者の目標値は1,045万人で、外国人旅行者の観光収入の目標値は8,885億円。
2020年(平成32年)には来阪外国人旅行者の目標値が1,300万人、外国人旅行者の観光収入の目標値が1兆1,900億円である。

※日本政策投資銀行「訪日外国人旅行者の意向調査」

 

大阪の観光スポットと観光資源

大阪観光でイメージされる道頓堀・大阪城・ユニバーサルスタジオジャパン・海遊館・通天閣・天王寺動物園・黒門市場などのメジャー観光スポットに加え、四天王寺・住吉大社・大阪天満宮・法善寺・豊國神社・露天神社などの神社や寺院も人気の観光スポットになっている。
また、日本一高いビル「あべのハルカス」や最上部の空中庭園の展望台から大阪を一望できる「梅田スカイビル」、芸術家の岡本太郎氏が制作した「太陽の塔」、ポピュラーな撮影スポットになっているグリコサインと戎橋などの建造物や、大阪市立科学館・国立国際美術館・大阪市立東洋陶磁美術館・大阪くらしの今昔館・大阪歴史博物館・国立民族学博物館・大阪市立美術館などの美術館や博物館、中之島公園・万博記念公園・靱公園・桜之宮公園・浜寺公園・長居公園・服部緑地・扇町公園・大仙公園などの公園もスポットになっている。
その他、各娯楽施設や天神橋筋商店街や心斎橋筋商店街などの商店街も大阪の観光を語る上で外せない。
また、これらの観光スポット以外にも大阪にはユネスコ無形文化遺産にもなっている「文楽」、世界に誇る東大阪市の「モノづくり」、世界でも稀な都心を囲む水の回廊(道頓堀川、東横堀川、堂島川、土佐堀川、木津川)など、大阪には隠れた観光資源がまだまだ多く存在する。
インバウンドの観光スタイルも年々変わりゆく中で、大阪商人の「おもてなし精神」が高く評価され、大阪の魅力の一つとなっているように、大阪全体で隠れた観光資源の発掘と世界にそれらを発信し、従来の観光スタイルから脱却していく事も今後、必要になりそうだ。

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