kiji_img001

インバウンド消費調査(全国版) 2017年7月~9月

DATE:

この記事は約2分で読めます
  • B!

4、5、6月を上回る過去最高の消費額

訪日外国人旅行消費額が四半期で過去最高を記録した2017年4月から6月。
2017年7月から9月の第3四半期ではそれを上回る結果となった。

訪日外国人旅行消費額は1兆2,305億円。
前年同期(9,716億円)に比べ26.7%増加。
訪日外国人1人当たり旅行支出は16万5,412円。 前年同期(15万5,123円)に比べ6.6%増加。
訪日外国人旅行者数は744万人であり、前年同期(626万人)に比べ18.8%増加し、四半期、過去最高の訪日外国人旅行消費額を更新する結果になった。

 

 

訪日外国人1人当たりの旅行支出7月~9月


訪日外国人1人当たり旅行支出は16万5,412円。
国別にみるとベトナム26万円、中国23万8千円、フランス23万5千円、スペイン22万8千円、英国21万6千円の順で高い。

 

国別のインバウンド消費額


2017年7月~9月の国別インバウンド消費額は、中国が5,432億円で構成比の44.1%と最も大きい。
次いで台湾が1,490億円で構成比の12.1%、韓国が1,361億円で構成比の11.1%、香港941億円で構成比の7.6%、米国の618億円で構成比5.1%の順となっており、上位5カ国で全体の80.0%を占める結果となり、第2四半期よりも上位5カ国が占める割合が大きくなった。

 

インバウンド消費額の費目別構成比


費目別に訪日外国人旅行消費額の構成比をみると、買物代が4,204億円(34.2%)と最も多く、次いで宿泊料金 3,655億円(29.7%)、飲食費2,591億円(21.1%)の順で多い。
前年同期に比べ、宿泊料金の構成比が1%ポイント拡大した。
訪日外国人1人当たり旅行支出を費目別にみると、買物代が5万7千円と最も高く、次いで宿泊料金 4万9千円、飲食費3万5千円の順で高い。
宿泊料金は欧州やオーストラリアで高い傾向がみられ、特にドイツ10万6千円で高い。娯楽サ ービス費はロシア1万1千円が最も高く、買物代はベトナム11万9千円と中国10万5千円が 高い。

 

出典:日本政府観光局(JNTO)
平成29年7月までは暫定値、平成29年8-9月期は推計値 を使用している。
平成29年7-9月期の数値は、全て速報値であり、今後改訂される可能性がある。

  • B!